OSX Yosemiteが思いのほか重く、結局Mavericksのまま使い続けてきましたが、El Capitanの評判が意外にも良いみたいでしたので、検証を兼ねてアップグレードしてみました。
localhostに関してはほぼ問題なく移行できたのですが、若干問題が発生したのでメモ。
やったこと
- 過去記事を参考にhttpd.conf等を修正
- 修正した各ファイルの文法チェック
- エラーを修正
- 動作確認
過去記事を参考にhttpd.conf等を修正
詳しくはこちらを参照ください。
→ OS X Yosemiteでlocalhostを使えるようにするための各種設定
修正した各ファイルの文法チェック
以下のコマンドで文法チェックします。
sudo apachectl configtest
エラーを修正
今回の文法チェックでは、以下のエラーが発生しました。
AH00526: Syntax error on line 20 of /private/etc/apache2/extra/httpd-mpm.conf: Invalid command 'LockFile', perhaps misspelled or defined by a module not included in the server configuration
httpd.confの20行目にある、以下をコメントアウト。
LockFile "/private/var/log/apache2/accept.lock"
↓
#LockFile "/private/var/log/apache2/accept.lock"
※このエラーは、Apache2.2→2.4でMPMの扱いが変更された事によるものでした。
動作確認
Apacheを再起動して確認します。
$ sudo apachectl restart
設定したローカルホストが表示されていれば完了です。
余談
OSX El CapitanはApacheのバージョンが2.4.16ですが、次のリリースではNameVirtualHostがなくなるそうです。
(以下、configtestで出たコメントです。)
NameVirtualHost has no effect and will be removed in the next release
ちょっと調べてみたところ、現在はIPベースのVirtualHostは使われていないので、VirtualHostは名前ベースのVirtualHostとして認識されるそうです。
なんにしても、面倒な設定が入らなくなるのは良い事ですね。