macOSの最新版の10.14 Mojaveが配信されてからもうすぐ2ヶ月。尊い人柱の方々のお陰でようやく安心して使えるようになったと判断し、長らく使用していたEl Capitanからアップデートする事を決意しました。
それに伴い、Apacheの再設定も必要になるので、El Capitanのhttpd.conf等をバックアップしつつOSのアップデートを行いました。
やったこと
- El Capitanの以下のファイルをバックアップ
- httpd.conf
- httpd-userdir.conf
- httpd-vhosts.conf
- {username}.conf
- httpd.confの変更点を確認
- 過去記事を参考に修正
- 修正したファイルの文法チェック
- エラーがあれば修正
- 動作確認
El Capitanの以下のファイルをバックアップ
- httpd.conf
- httpd-userdir.conf
- httpd-vhosts.conf
- {username}.conf
今回の設定では、httpd.conf以外については、El Capitanで使用していた各ファイルの設定をそのままMojaveでも使うつもりです。
httpd.confの変更点を確認
httpd.confはバージョンが変わると記述も変わることが多いので、El Capitanからの変更点を確認します。
52行目〜にあるListenの記述方法
El Capitanでは
Listen 80
実にシンプルですね。
Mojaveだと
<IfDefine SERVER_APP_HAS_DEFAULT_PORTS>
Listen 8080
</IfDefine>
<IfDefine !SERVER_APP_HAS_DEFAULT_PORTS>
Listen 80
</IfDefine>
なんか増えましたね。。
152行目
以下の行が新しく追加されていましたので、コメントアウトを外します。
#LoadModule http2_module libexec/apache2/mod_http2.so
↓
LoadModule http2_module libexec/apache2/mod_http2.so
177行目
PHPのバージョンが5から7に変わっていました。
特に気にせず、以前と同様にコメントアウトを外します。
#LoadModule php7_module libexec/apache2/libphp7.so
↓
LoadModule php7_module libexec/apache2/libphp7.so
ちなみに、El Capitanではこんな感じでした。
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
過去記事を参考に修正
詳しくはこちらを参照ください。
→ OS X Yosemiteでlocalhostを使えるようにするための各種設定
→ El Capitanでもlocalhostを使う
修正したファイルの文法チェック
以下のコマンドを入力して文法チェックします。
$ sudo apachectl configtest
今回の変更ではエラーはありませんでした。
動作確認
以下のコマンドを入力してApacheを再起動。
$ sudo apachectl restart
ブラウザからWebServerとVirtualHost(ポートは8080〜にしています)にアクセスしてみます。
WebServer、VirtualHostとも表示確認できたので、無事完了です!
ちなみに、El CapitanではApacheのバージョンは2.4.16でしたが、Mojaveでは2.4.34になっていました。割とスムーズに移行できたのは、0.0.18の差だからなのでしょうか。。