私のMac使用遍歴(20年分)

今年は2018年。ということは、あの初代iMacが発売されてから今年で20年ということになります。

私が初めて使ったMacは、1997年頃の Power Macintosh 8500 なので、それからもうかれこれ20年以上Macを使い続けているんですね。

そんなワケで、私の約20年分のMac遍歴をまとめてみました。

Power Macintosh 8500

使用歴:1997〜2001年


出典:Power Macintosh 8500 > 1995 | Apple | Pinterest

記念すべき初Mac。

広告代理店に勤めていた時に使っていたMacがこれです。
ミニタワータイプのベージュの筐体でした。

主なスペックは、記憶を辿ると、PowerPC 604/180MHz、OSは漢字Talk7.5.2とかだったかな。HDDが2GBで、搭載メモリは増設した状態で64MB(笑)。それでも当時としてはまずまずのハイスペックでしたが、それでもこのメモリ量だと複数のソフトを同時に立ち上げられず、PhotoshopとIllustratorを交互に立ち上げたり落としたりしてました。それと、フリーズも頻発してましたね(笑)。

PRAMクリアを覚えたのはこの頃だったと思います。

Power Macintosh 8500 – Wikipedia

PowerBook 2400c

使用歴:1997年〜2002年


出典:Sumally (サマリー)

あのIBMが日本市場向けに開発し、開発コードネーム「Comet(彗星)」の名称で、一部の人には有名なMacです。
画面サイズは10.4インチ、本体重量は2kgを切る1.98kgと、当時のラップトップではApple最小サイズでした。ただし厚みは結構あります。

この頃のAppleのラップトップは、3kgを超えるものが多いなか、2kg弱のPowerBook 2400はずば抜けて軽かったことと、キーピッチがフルサイズより2mmくらい狭いというデメリットも、手の小さい私にとってはなんの問題もなかったので、迷うことなく飛びつきました(笑)。私にとって「小さいは正義」なんです。

主なスペックは、PowerPC 603/180MHz、OSはMac OS 7.6くらい、HDD1.3GBで搭載メモリは増設した状態で80MB。可愛らしい外付けのフロッピードライブが付属してました。

ちなみに、私が初めて購入したMacがこれです。
この頃から小型ノート好きが始まっていたんでしょうか。。

PowerBook 2400c – Wikipedia

iMac(Rev.A)

使用歴:1998年〜2003年


出典:Steve Jobs museum

スティーブ・ジョブズの復帰と、Appleの今日の反映の礎を築いたともいえる歴史的なMacです。そういえばジョブズは当時、「iCEO(暫定CEO)」って名乗ってましたね。
「hello(again)」のプレゼンは、今でも鮮明に覚えています。

このiMacの登場で、トランスルーセントのボンダイブルーを真似たスケルトン仕様の各種パーツが流行ったり、USBが一気に普及したりと、まさに世界を変えたMacです。
そういえばポストペットなんてのも流行ってましたね。もちろん私もやってました。

発売当初から売り切れが続出していたので、諦め半分で秋葉原に行った時に幸運にも1台だけ残っていたのを速攻で購入した記憶があります(笑)。

でも、自分的に一番衝撃だったのは、会社のPower Macintosh 8500よりも高速だったこと。
G3スゲー!!って思いました。

iMac – Wikipedia

Power Mac G4(Mirrored Drive Doors)

使用歴:2002年〜2010年


出典:Wikipedia

転職した映像制作会社に勤めていた時にこれを使っていました。
映像会社といっても、私の主な使用ソフトはPhotoshopとIllustrator、あとはFlashくらいで、映像というよりも映像用パーツの制作や調整、といったところでしょうか。他の社員はワークステーションで高価なCGソフトや映像ソフトを使っていましたが。

この機種は、正面から見ると鏡のようになっているところから「Mirrored Drive Doors(MDD)」と呼ばれていました。デスクトップPCならではの拡張性の高さと、本体内部へのアクセスが簡単なのも特長です。
また、OSがMac OSからMac OS Xに移行し始めたのが、ちょうどこの頃だったと思います。
私のMDDはMac OS X 10.2(Jaguar)でした。

この映像会社は、とあるプロジェクトのためだけに入社したので、約3年ほどで退職したのですが、その際、退職金代わりにと、このMDDをいただけたのは今となってはいい思い出です。
以降数年間、MDDが自宅のメインマシンになりました。
M社長、ありがとうございます!

Power Mac – Wikipedia

iBook G3 700Mhz(Late 2002)

使用歴:2002年〜2005年


出典:Wikipedia

2台目のラップトップ。OSは、9.2.2と10.2の2種類が付属してました。
12.1インチで重量は約2.2kgと、当時のPowerBookシリーズより1kg近く軽量でした。
このLate 2002は14インチのiBookもあったんですが、目もくれずに12インチの方を購入しました。やはり私にとって小さいは正義なのです。

このiBookは、おもに社外での打ち合わせや、イベントでの簡単なVJなんかで活躍してくれました。
(motion diveとか覚えてる人、いますかね?)

ちなみに、私が購入したこのLate 2002は、モニタ下のロゴが明朝体の最後の筐体なんです。
Early 2003以降はロゴがゴシック体になってしまい、とてもガッカリしたのを覚えています。

iBook – Wikipedia

PowerBook G4(Alminium Early 2005)

使用歴:2005年〜2008年

3台目のラップトップ。PowerPC G4搭載PowerBook最後のシリーズにして12インチアルミニウム筐体の最終版。モニタが4:3なのもこの12インチが最後と、最後尽くしの、歴史の転換点ともいえるラップトップです。

重量2.09kg、サイズも前述のiBook G3に比べて一回りくらい小さいPowerBook G4。モバイルノートとしては、この頃としては最適解だったと思います。つまり小さいは正義なんです。
また、この機種はMac OS9の単独起動はできず、Classic環境としてのみ利用可能となっています。

本体幅目一杯に並んだフルサイズキーボードは、やや深めのキーストロークになっています。私感ですが、このキーボードのタッチ感はMacの中でも最上級だと思っています。
ただ、この12インチPowerBook G4、Apple史上最小サイズ(光学ドライブ搭載機)と極限まで小さくしたせいか分かりませんが、パームレストや筐体裏面等、凄まじい熱を放ちます(笑)。腿の上に置いて作業なんかしたりすると、本当に火傷しそうになります。。

このPowerBook G4シリーズ以降は、名称がMacBook (Pro)になり、CPUもPowerPCからIntel製になります。


キーボード部分のアップ。少し浮いた感じに見えます。


本体左側の各種ポート。モデムポートに有線LAN、FireWireもあります。

PowerBook G4 – Wikipedia
アップル – PowerBook G4 – 仕様(PDF)

MacBook(Late 2008)

使用歴:2009年〜

4台目のラップトップ。アルミニウムユニボディが特徴的なIntel製CPU搭載ノートです。
重量は2.04kg、モニタは1280×800の13.3インチ、アスペクト比が16:10なので、いわゆる黄金比ってのになります。ただ正確にはw1280の場合は、w1280×h791(小数点以下切り捨て)なので微妙に違いますが。
また、発売当時はPowerPCからIntelに変わるってどうなの? と思ってました。PowerPCという「響き」がとても好きだったので、これを切り捨てたAppleに対して残念な気持ちになったのを覚えています。

ともあれこのMacBook、アルミ削り出しのユニボディや、上述の黄金比、バッテリー残量表示のピンホールなど、「美しさ」に特化したMacなのだと今では認識しています。


アルミ削り出しの美しいユニボディ。


バッテリー残量表示部分。丸いボタンを押すと右側のように光ります。


本体右側のスロットローディング式SuperDrive。もう使わないと思いますが、2層のDVDも焼けます。

このMacBookは、これまで頑張ってきてくれてたG4 MDDに変わってメインマシンとして使用していました。外付けモニタに接続して、内臓ディスプレイを閉じるという、いわゆる「クラムシェルモード」ですね。

このMacBook、現在も内臓HDDをSSDに換装してサブマシンとして活躍してくれています。
Mac OS X 10.6(Snow Leopard)が入っているこのMacBookの主な使い道は、

  • Boot CampでWindows 7を起動してIEでブラウザチェック
  • 古いOSでしか動かないアプリ(主にゲーム)を使う
  • 9〜15時までチカチカするボードを表示

などでしょうか。

いずれにしても、私にとってこのMacBookは、色々と思い入れの強い1台です。

MacBook – Wikipedia
MacBook (13-inch, Aluminum, Late 2008) – 技術仕様

MacBook Air

使用歴:2011年〜

2008年の基調講演で、ジョブズが封筒からこのMacBook Airを取り出し、「世界で最も薄いノート」と紹介したやつです。
そして前述のMacBook以降、私はこのMacBook Airを使い続けることになります。

MacBook Air (2008 Macworld Conference) – YouTube

MacBook Air 1台目 Late 2010


記念すべき1台目(1代目)のMacBook Air。

重量約1kgと軽い! とにかく軽くて持ち運ぶのに完璧です! かつてのPowerBook 2400cの約半分の軽さです。おかげで外出の際に持ち運ぶ確率が格段に増えました。

とはいえ、CPUがCore 2 Duo 1.6GHzといささかスペックが低いため、メインマシンとして使うには少々心許ないのも事実で、これまで購入した3台のMacBook Airのうち、唯一メインマシンになれなかったAirです。

この1台目は、今でもサブノートとして、特に外出時には活躍してくれています。

MacBook Air 2台目 Mid 2012


2台目(2代目)のMacBook Air。

購入したのは2013年頭くらいだったと思います。整備済製品で11インチの松があったので即買いしました。

この2代目は、MacBook(Late 2008)に変わってメインマシンとして使用していました。
現在は妻の相棒として活躍しています。

整備済製品って何?

※主に初期不良品や店頭でのディスプレイ商品、返品された商品などを修理・整備して新品と同様の品質にしたアップル認定の製品の事です。平たく言うと「新古品」です。
「松」とは、松竹梅の松のこと。11インチ Mid2012の場合は、Core i7 2.0GHz、メモリ8GB、512GB SSDになります。つまり「一番いいのを頼む」ってやつです。

Mac整備済製品

MacBook Air 3台目 Early 2015


3台目(3代目)のMacBook Air。現在のメインマシンです。
1台目・2台目と見た目に違いがないので、クラムシェルモード時に使っているスタンドと一緒に写してみました。


こんな感じでMacBook Airを立てかけて使っています。ちなみにこのスタンド、まな板立ての内側に発泡スチロールを貼り付けて、さらにその上に布を貼ったものになります。

これもMid 2012と同じく、整備済製品で11インチの「松」が出たのを確認・即ポチしました。
一応スペックを書いておくと、Core i7 2.2GHz、メモリ8GB、512GB SSDになります。

これまでのMacBook Airと比較すると、左側にあるマイクに変化が見られますね。
どうやらMid 2013以降はデュアルマイクになったようです。


上からEarly 2015、Mid 2012、Late 2010。よく見るとマイク以外も微妙に違いがあります。

MacBook Air について

MacBook Airに関して、その軽さとMacBook Proとの比較から「モバイル向き」と思われる事が多いようですが、梅以外であればメインマシンとしても、例えば4K動画をゴリゴリ編集するとか、Photoshopで数百MBのデータをガリガリいじるなど、よほど重い作業をしなければ十分に活躍してくれる、非常にコストパフォーマンスに優れたMacだということです。意外に勘違いされている方が多いようなので、ここは強調しておきたいところです。

MacBook Air – Wikipedia

おまけ


5台重ねてみた


MacBook Air 3台並べてみた

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