10月26日にmacOS Montereyが正式リリースされたので、早速サブのM1 Mac miniをBig Surからアップグレードしました。
毎度のことですがOSをメジャーアップデートするたびにApacheの再設定が必要になるため、自分の過去記事を参照しながら試してみました。
やったこと
- httpd.confの変更点を確認
- 過去記事を参考に修正
- 修正したファイルの文法チェック
- エラーがあれば修正
- 動作確認
httpd.confの変更点を確認
最も大きな変更点は、MontereyからPHPがバンドルされなくなってしまった事によりhttpd.confの編集ではPHPが使えなくなってしまった事です。
開発者コミュニティやAppleのデベロッパーフォーラムなどによると、「PHPが必要な場合は“brew install php”で必要なバージョンのPHPをインストールして以下のパスを通すように」とコメントされていました。
/opt/homebrew/bin/php #Apple Silicon
/usr/local/bin/php #Intel
【参考】
macOS 12.0 – where oh where is PHP
macOS Montereyより前のバージョンにバンドルされている、PHPの使用法
過去記事を参考に修正
Yosemiteの記事をベースに進めてみたところ、特に問題はなさそうでした。
詳しくはこちらを参照ください。
→ OS X Yosemiteでlocalhostを使えるようにするための各種設定
→ El Capitanでもlocalhostを使う
→ macOS Mojaveでもlocalhostを使う
修正したファイルの文法チェック
以下のコマンドを入力して文法チェックします。
$ sudo apachectl configtest
今回の変更でもエラーはありませんでした。
動作確認
以下のコマンドを入力してApacheを再起動。
$ sudo apachectl restart
ブラウザからWebServerとVirtualHost(ポートは8080〜にしています)にアクセスしてみます。
→ WebServer
→ VirtualHost(8080)
WebServer、VirtualHostとも表示確認できたので、今回も無事完了です!
…と言いたいところでしたが、PHPの問題が残ってました。
なので次回はPHP環境の構築をしようと思います。
→ macOS MontereyにPHPをインストールして使えるようにする
注意
macOS Montereyは正式リリースからあまり日にちが経っておらず、文鎮化やメモリリークといったクリティカルなものからエイリアスが機能しないなど小さなものまで多数の不具合があるようですので、メインで使用されているMacの場合はしばらくアップグレードは待った方が良いかと思われます。